おはようございます。
大阪・堺にあります「みずなす工房」の柴田です。
今日は「水なす」の歴史について
奈良時代末期にインドより渡来して以来、1200年以上の歴史をもつ水なす。
全国各地で栽培方法も工夫され、さまざまな地方品種が育成されるなか、江戸時代初期から大阪泉州地方の気候や風土、食習慣に即して、水なすが育成されました。
口にすると水があふれだすほどのみずみずしさが特徴の水なすは、絞るとぼとぼとっと水が出ます。
その昔、泉州のお百姓が夏の農作業で乾いた喉を潤すのに、水なすを食べたと言われるほどです。風に吹かれて葉が実にすれただけでもキズが付いてしまうほど柔らかくデリケートな水なすは、栽培にもまた加工においてもたいへん気を遣います。
そもそも野菜というのは昔ながらの原種がありますが、そこから虫や病気に負けないよう農家の方が育てやすくするため、またその時代の人の舌にあった味になるよう品種改良を行います。スーパーに並んでいる野菜はほとんど品種改良されている野菜(F1種)です。
もちろん当店で販売されている水なすも品種改良されたF1種を使用しています。
ただ、当店では毎年5月から7月限定販売で超希少種の水なすのご先祖様である原種を使用した水なす漬「本水」を販売します。
契約農家の方に本水の種を渡して育てていただいています。
特徴としては、通常の水なすより皮が厚く、肉質もずっしりとしています。
通常の水なす↓
本水↓ 通常の水なすより色素が薄いですね。
「みずなす工房」ではこんな超希少な水なすも取扱いしております(^^)
出荷時期が近くなりましたらまたHP上でご案内させていただきますので
ご利用お待ちしております。
みずなす工房 柴田